真田丸 第1話感想と小ネタのまとめ
歴史漫画に出てくる武田勝頼は長篠の戦で騎馬隊による攻撃に拘ったあまり、織田の鉄砲隊の前に敗戦し、部下の進言を無視し、最終的には名門武田家を滅ぼしたということで、偉大な父を越えられない愚将のように描かれてきたことが多かったと思う人も多いかもしれません。
大河ドラマが真田幸村視点なので、多少勝頼を美化されているのですが、歴史は往々にして勝者は美しく、敗者は無様に描かれることが多いので、そこから何を感じ取るかというのが歴史の面白いところかもしれないですね。
最後まで自分の信念を通した愚直さゆえに、滅亡の道を歩んだというような話で、どちらかというと真田家というよりは武田家の最期を美しくクローズアップした話だったと思いました。
愚かにも真っ直ぐだった部分を過度に演出したというのが、らしいと言えばらしいシーンだったのではと思いました。
新撰組!以来の三谷幸喜大河ドラマでしたが、ところどころ小ネタが多かったので、他にも小ネタが多いとおもうのですが、とりあえずということで。
1.勝頼の祖父は実の父?
史実ではなく、今回の大河ドラマの勝頼役が平岳大、父の平幹二郎は1988年の大河ドラマで武田信虎で信玄の父、いわゆる勝頼の祖父の役を演じています。
2.三谷式の「前言撤回」のシーン
「新府城は安全だ」と豪語しておきながら、あっさりこの城はもう駄目だとあっさり身限るという「さっきといってることが違う!」というシーン。
確か前回の新撰組!でも、将軍慶喜が近藤勇に言い寄られ、一度は新政府と徹底抗戦すると言いながら、次のシーンであっさり撤退するシーンをなんとなく思い出しました。
3.氏政の汁かけ飯と森山先生
「DOCTORS〜最強の名医」で森山先生をやっていた高嶋政伸、 作中でよく食べるシーンもありましたが、ここでも初出では汁かけ飯を食べていました。
汁かけ飯の逸話(「北条氏政」「汁かけ」で検索すればその意味がわかります)と、よく食事をする森山先生のシーンのオマージュなのでしょうか。
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